2011年1月28日金曜日

「とろけるチキン」騒動まとめてみてわかったこと

小さなお店のツイッター繁盛論 お客様との絆を生む140文字の力
謎が謎を呼ぶ「とろけるチキン」」として騒動の経緯をまとめてみて気がついたことあれこれ。

真偽はともかくとして、あくまでもおいら個人がまとめてみて受けた印象は、ツイートしていたのは店長ご本人かと。
それまでのお店に対するツイートもそうですが、お子様がいてJリーグ開幕前からサッカーを観ているということから、少なくとも若い店員さんではなく、それなりの年齢の方だと思われます。

以下あくまでも推測なのですが、このような流れかなぁと。


もともとサッカーに熱くなっていた上飲酒していたため、ついつい酒の勢いで常連客(?)に絡んだ形で、騒動勃発。
この時点では単なる暴走に過ぎなかったのでは?
多分はじめから炎上マーケティングを意図していたわけではなさそう。

酔いが覚めてあまりの反応に驚くも、もしかしてこれは知名度を上げる美味しい状況なんじゃないかと思われたのでは?
そこからアニメファンへの謝罪を「だいすき日本」のビカスさんと「侵略!イカ娘」のイカ娘ちゃんの口調を真似てすることにより、本格的に炎上マーケティングスタートって感じじゃないかなぁ。
ちなみに謝罪はアニメ関係に限定されていて、サッカー絡みは触れていないのもその一環なのかなぁ。

悪評もまた評であり、知名度が上がれば店を訪れる人も増えるという考えは、わからなくもありません。
だからといって、おいら個人としてはそういうの嫌だなぁとしか思えない訳ですが。

こういう食べ物屋さんって基本近隣住民に愛されてなんぼだと思うので、阿佐ヶ谷にありながら「アニメのくせに」と仰っているのもどうかなぁと思ったりもしています。
勿論アニメの好き嫌いは個人の嗜好の問題ではありますが、阿佐ヶ谷のある杉並区は「アニメミュージアム」があったり、「アニメのまち」としても知られています。
実際アニメ制作会社も多く存在し、結果アニメを生業にしている方々も多く住んでいると容易に想像できます。
なのでこの時点でお客さんになってくれるかもしれない近隣住民の何割かを逃してしまっているかもしれないのが、どうなのかなぁと。

それでも知名度が上がったことにより、フォロワーもたくさん増えているわけで、どうやらお店を訪れる人も増えているようなので、お店としてはしてやったりなのかもしれませんし、今後こういうことをするお店が増えていくのかもしれない、とも思います。
なんだかがっかりですが。

ところで上記とは別に、Twitterの特性としてリアルタイムに遭遇していないと流れをつかむのが難しいというのがあります。
それを補足するために「togetter」があったりするのですが、ある程度まとめられても、そのまとめが何個かに分かれたりすると案外時系列で追うのが難しくなって、事の成り行きを見失いがち。
ちょっと興味があっても、わざわざ細かくぐぐったり、togetterを何個も追っかける人ばかりじゃないですし。

なので、
どうやら「とろけるチキン」というのがバズっているようだけど、一体何?
炎上してるらしいけど何したの?
店主が暴言を吐いたらしい?
店主はTwitterを知らないらしい?
アカウント乗っ取り?
そもそもなりすまし?
よくわからないけど、美味しそうだから行ってみようかな。
などなど、押しては引く波のようにTL上に現れては消えていっている状態がこの一両日続いているのです。

クチコミってこのような感じで伝播していくんだなぁというのが少しわかったりして。
つまり、時差的に情報が出てきた場合、第一波が一番インパクトが強く、第ニ波、第三波と続くにつれて、口の端に上ることが少なくなっていくようだなぁと。
なので第一波だけしか届いていなかったりすることも多いんだなぁとか、いろいろと興味深かったです。

んでもって、情報を受け取る側も「悪評もまた評である」というか「なんぞ話題になっているから行ってみよう」という心理が働くものなのだなぁというのも見て取れたりしました。

なんかいろいろと興味深かったです。

1 コメント:

匿名 さんのコメント...

どうやら店長さんは知らなかったようですね。

とろけるチキン事件の真相 ~実際にお店に行ってみた~ http://togetter.com/li/93485

コメントを投稿