2011年3月21日月曜日

「海賊戦隊ゴーカイジャー」第5話

ガシャポン 海賊戦隊ゴーカイジャー レンジャーキーシリーズ レンジャーキー1 全16種セット
第5話 「ジャッジメント・パイレーツ」 監督:坂本浩一 脚本:荒川稔久

今回はデカレンジャーの力を得る回なんだろうなぁと思いつつ見ていたわけですが、海賊と警察だものそう一筋縄では行かないよなぁ。

いきなり船内。
ハカセとアイムが配膳している食事は、オムレツと粗挽きソーセージ(?)とハッシュドポテトにレタスなど緑の野菜、そして果物の入ったヨーグルト? ととっても給食っぽい、でもそれ基本冷凍食品を解凍しただけなんじゃ疑惑もあるメニュー。
ハカセが料理上手で、実はあのオムレツはえらく凝ってるってのはなさそうだけど、素早く食べることを第一義にしてるんだったらしょうがないかなぁ。

ジョーは筋トレ、ルカは「SPACE SPORTS」なる新聞を読んでいる。きっと略称は「宙スポ」。
賞金首の海賊さんたちの賞金が大幅アップ!
6,751,000ザギンになったそうですよ。
内訳は
マーベラス:3,000,000
ジョー:2,000,000
アイム:1,000,000
ルカ:750,000
ハカセ:1,000

マーベラスとジョーが高いのは分かるけど、アイムが高いのはお姫様だから?
ハカセが低いのは、まぁわかります。

誇らしげに発表するルカもいいけど、「あらまぁ、一気に跳ね上がりましたねぇ」ってアイムが嬉しそうにしているあたりが、なんとも素敵。
勿論一人心配しているハカセが可哀想にもなるのですが、役割分担がうまく出来ているとも言えるんでしょう。
マーベラスさんにとっては面白いことが増えたみたいな話で、そういう反応をちゃんとしてくれる彼らが好きさ!

で、今回のナビィのお宝ナビゲートは「探しものなら警察に行けばいいぞよ」だって。

で、素直に警察に出向いていく海賊さんたち。
マーベラスさんは一人ずんずんと署内に入って「宇宙最大のお宝を探しているんだが」って、あなたそんな直球過ぎ。
いやとってもらしいけど。

しかし丁度手配書が回ってきたところだったようで、署内にいたSPDのデカイエロー・礼紋茉莉花(ジャスミン)にあっさり捕まってしまいます。
このジャスミンの捕まえ方がスマートだったなぁ。
「地球では警察に初めてきたとき、儀式としてこんなポーズをしていただくことになっているんですが」っていわれたら、信じるもん、おいらだって。
「ほい、御用」ガシャッ。→「なんだこれは」の流れが美しい。

宇宙警察とザンギャックは勿論手を組んでなどいないわけですが、宇宙の秩序を守っている宇宙警察には海賊を捕まえる義務はありますもんね。
後ろからノコノコやってきた残りの4人に対しても、「そんなことより、おとなしく全員お縄に付くべし」と。
ガーンって顔をしているハカセに無表情ながらすかさず肘鉄入れるジョー。ハカセいつも可哀想だなぁ。
対してルカが「そういうことなら……全員逃げるべしっ!」ってすかさず逃げるんだけど、このときアイムがお辞儀してるのがいいなぁ。

他の人を逃がして、自分も逃げるべく戦う手錠をかけられたままのマーベラスさんのアクションがすごく美しい。
どこまでご自分でされたのかわからないけど(顔が写ってない部分は吹き替えでしょうが)、マーベラス役の小澤亮太さんもなかなか動ける方のようです。

「じゃあな、美人のおまわりさん!」
えぇ、ジャスミンは美人ですよ! 大人になってさらに美しさに磨きがかかってましたよ!

手錠をかけられたまま犯人逃走といえば、操車場というのは鉄則というか、もはや形式美でございます。
逃げたキャプテン・マーベラスを追ってやってくるのが宇宙警察地球署所長ドギー・クルーガーさんですよ。上司にしたい犬、不動のナンバーワンですよ!

あぁ、ドギーさん素敵だ。久々のご登場に感涙。稲田さんの声といい、日下さんの動きといい、もうたまりませんよ。
剣を振り上げたときに手錠を切らせようとして刃先に手錠の連結部分をつきだしたマーベラスと、その意図を察してピタっと剣を止めるドギーさんが素敵。
「残念だったな」って本当に大人だ。

「こいつは預かっとく」とモバイレーツを没収するドギーさん。
対するマーベラスは「俺は宇宙警察に捕まるようなことした覚えはねーぞ」と。
え、海賊なのに?

そんな中2人がいる倉庫の中にゴミーンとトリガー星人ブラムドが。
今回のザンギャックの作戦は地底ミサイルで世界各地の大都市を同時多発的に大爆発の模様。
なんか色々と時節柄微妙なところですが、地底ミサイルで地震を起こさせるじゃなくて本当によかったです。

お馬鹿司令官ワルズ・ギル殿下がものすごく勝ち誇ったように高笑いしている訳ですが、その後ろで開発技官インサーンが「その地底ミサイルはかなりの開発費がかかってるわ」とかおっしゃってまして、ちょっとびっくり。
予算管理しっかりしてるんですね、ザンギャック。
宇宙帝国だけど、侵略のためには予算を湯水のように注ぎこむんじゃなくて費用対効果をしっかり計算してるんですかね?
じゃあやっぱり参謀長のダマラスさんあたりが収支報告を上にしてたりするのかな? んでもって、インサーンに「開発費かかりすぎ」とプレッシャー描けたりしてるんだろうか?
いやぁ開発技官もつらいよ、なのかも。
ていうか皇帝の息子の部隊でも予算度外視じゃないのかもしれない、ザンギャック皇帝陛下ってある意味すごいぞ。
もっともあの馬鹿息子じゃ、いろいろとお目付け役もつけたくもなるだろうし、予算管理もしたくなるというものかもしれないけれど。

「どうするんだよ、犬のお巡りさんよ」
自分よりもザンギャックを捕まえることが先決とドギーさんに提案するマーベラスさん。
と、その時モバイレーツから間抜けな着信音が!
「ったく、こんな時に電話してきやがって」って言ってるけど、着信音は切ってバイブレーションにしておこうねって思わずツッコミを入れたくなる訳ですが。ちなみにかけてきたのはアイムですが。

おかげでゴミーンとブラムドに見つかってしまう2人。

「ほう、宇宙警察と賞金首の海賊か。面白い取り合わせだな」とブラムド。
とりあえずザンギャック側にとっては未だ「賞金首の海賊」くらいの認識のゴーカイジャーでございます。

ブラムドを逮捕しようとするドギー隊長だけれど、多勢に無勢。しかもマーベラスを助けるために負傷してしまいます。

「お前のせいでとんだとばっちりだ」と毒づきながらも、手錠を外してモバイレーツを返してくれたら「手伝ってやってもいいぜ」って、そんなツンデレの王道のようなもの言いのマーベラスさんに、なんだこの照れ屋さんは、と思ってしまいます。
「海賊の言うことなど信じられるか、お前はここでおとなしくしているんだ」
「してるわけねぇだろ!」
「逃げたければ勝手にしろ。だが手錠はそのままだ。ミサイルを止めたら、俺は必ずお前を捕まえにくる。地獄の果てまでな」
あぁ、さすが地獄の番犬様! と思いつつ、大人と子どもの会話だよなぁこれ、って思ったり。

だけどキャプテン・マーベラスはお馬鹿じゃないんで、すぐにドギーさんが自分をかばって傷ついていることに気がつくわけですよ。

さてマーベラスを探しに来た4人は、宇宙警察じゃなくてザンギャックがいるのに驚きつつ、「また面倒に巻き込まれたようだな」(ジョー)で理解し、戦闘。

単身ミサイルコンソールを破壊するために再度倉庫に戻るドギーさんだけれど、傷口からの出血でブラムドに見つかってしまいます。
あぁ、ドギー隊長絶体絶命!
に駆けつけるキャプテン・マーベラス!
ここで前半終わり。濃い。濃すぎる。

あけて、4人とゴミーンたちの戦い。
ゴーオンジャー→ダイレンジャー。
ダイレンの中国武術アクション、見られてすごく嬉しかった!
やっぱり美しいなぁ。

ドギー隊長を助けたマーベラスさん。
「借りを返しただけだ」
お人好しの警察官VSお人好しの宇宙海賊!
「ザンギャックと宇宙警察の両方に負われて、逃げ切れるはずがない」というドギーさんに対して
「知ったことか、俺達は俺達の誇りを持ってこの宇宙を旅してきたんだ。その誇りを守るためなら徹底的に戦う。たとえ海賊と呼ばれようが、たとえ全宇宙を敵に回そうがな!」
キャプテン・マーベラス△!

今回のキーワードは『誇り』だった模様。

「お前こそおとなしくしてろ」って傷ついたドギーさんを置いて、戦いに行こうとするマーベラスを呼び止め手錠を外し、モバイレーツを返してくれるドギーさん。
「海賊を信じるんじゃない、お前の誇りを信じるんだ」
あぁ、かっけー! すげぇかっけー!
「後悔しても知らねぇぞ!」
いやもう、ドギーさん人を見る目がありますから、大丈夫だって!

「ついに発射の時が来た!」と得意満面なブラムドに「そいつはどうかなっ!」っ逆光の中から現れるマーベラスの格好いいこと!
もうね、すんげぇ好き!
がっつりコンソールを破壊します。

5人揃った海賊戦隊ゴーカイジャー。サービスでデカレンジャーに変身。
ワイヤー駆使した戦いが非常に美しい!

「見事なチームワークだ。地球署の奴らに勝るとも劣らない」

ブラムド巨大化! 地底ミサイルを手に暴れるわけです。
「そんな物騒なものは持ったり作ったり持ち込んだりしてはいけません!」
ここで非核三原則! 色々とタイムリーというか、かすってるんだけど、正しいよ! うんうん。
返してやるぜ! ってザンギャック艦隊にまでミサイルを飛ばすゴーカイオー。

当然ジタバタしているワルズ・ギ殿下に、お目付役・参謀長ダマラスさんが「殿下、お見苦しいですぞ」
なんかバカ殿下のお守りも大変そうだね。

デカレンジャーの大いなる力を引き出したゴーカイジャーさんたち。
ゴーカイオーがデカゴーカイオーに!
「わぁ、でっかいパトカーだ!」
さらに2丁拳銃で撃ちまくり。
ロボ戦のCGもよく動いてます。
トドメはゴーカイフルブラスト!

で、戦闘終わって地上に下りてくると、何故か警官が待ち構えていて、「なんで、なんでこうなるの?」
そこに現れる元デカレッド・赤座伴番(バンバン)。
うっわぁ、すっかり大人になって落ち着いた感じになったなぁ!
特命調査の報告として「ゴーカイジャーが行ったとされる海賊行為はすべてザンギャック帝国が捏造したものでした」
そうだったのかー! じゃあ海賊さんたちは何で日々の糧を得ていたのかが気になるところ。ザンギャック帝国からモノを奪っても罪にならないとかなのかなぁ。

ドギーさんに肩を貸していたマーベラスに「あとは俺がやる」とかわるバン。
「俺達の力を下手に使ったら許さねぇぞ。俺はボスほど甘くねぇからな」って新旧レッドが対峙するのがいいなぁ。
「ふん、文句があるならいつでも来ていいぜ!」というマーベラスさんもいい。

やっぱり燃えるなぁ!
今回もとてもよかった。

あとロボ戦のクライマックス時に丁度「1、2号機は20日にも通電へ」「3、4号機の電源回復は20日の見通し」「5号機の冷却機能が回復」って福島第一原発の良い知らせががんがん流れてきたのが、ものすごく嬉しかったなぁ。

さて来週はジャッカーとメイド? 大丈夫なのか、いろんな意味で。

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