2011年2月21日月曜日

「海賊戦隊ゴーカイジャー」第2話

海賊戦隊ゴーカイジャー レンジャーキーシリーズ レンジャーキーセット01
第2話 この星の価値 監督:中澤祥次郎 脚本:荒川稔久

ザンギャックは地球と月の間に艦隊司令部を置いたらしい。結構本気モードですな。
「どうするどうするきみならどうする?」ナビィ、いきなりデンジマンだしw
この星の行く末を心配する姫以外は海賊らしく、お宝見つけてとっととずらかろうぜというスタンスっぽい。

そのお宝探しについてナビィの占いは「黒い服を着た人間がいい事を教えてくれる」。
ってどんだけ黒い服の人間がいると思ってるんだよ。

そんな中お宝の所在を知っていると声をかけてくる黒い学生服の少年。いい流れです。
きれいな子だと思ったら演じる泉大智くんはスターダストプロモーション所属とのことなので、納得。
で、この少年もスーパー戦隊の話を流暢に解説するのですが、対して海賊の皆さんはスーパー戦隊の何たるかはご存じないようです。
1話の保母さんといいある程度の年齢の一般人がスーパー戦隊のことを非常に良く知っているのは、レジェンド大戦とまで名付けられ、地球の危機だったことを踏まえれば、報道その他もさることながら、学校の授業レベルできっちりと教えられているのではないかと。そりゃもう試験には絶対出るレベルで。「鳴くようぐいす平安京」レベルで!

なんとなく好青年っぽく近づいた少年、一旦マーベラスに魂胆を暴かれるもののきっちり目的のものをゲットして逃亡。
油断も隙もあったときっちり指摘するブルーがいいなぁ。
冷静かつマーベラスを奮い立たせる立ち位置だと思うし、少ないセリフでそういう事がわかるのがいい。

ギタギタにしてやる! というマーベラスはマーベラスで単純熱血バカという訳ではないのがまたいい。

暴力は苦手というのがよくわかるのがハカセで、そのせいで貧乏くじというか、少年には弾き飛ばさられるし、マーベラスには払いのけられるし、姫には背景扱いで頭こづかれるし、散々です。

ザンギャック側はまだ描写が少ないものの、ワルズ・ギル殿下はヒステリック、ダマラスは殿下にプレッシャーをかけつつ冷静に状況を見据えようとしているのがよくわかります。
あぁそれにしてもバリゾーグの声がよくてうっとりです。
仮面ライダーOOO(オーズ)のアンクちゃんこと三浦涼介くん=ケインとバリゾークこと進藤学くん=アドがいるスーパーヒーロータイムなので、どちらかにたっくんこと高橋良輔くんがゲスト出演でいいから出てくれないかなぁと思っているセイザーXファンはおいらだけではない、と思いたいです。

話を戻して、海賊さんの反応を見ているとマーベラスと付き合いが長そうなブルーとイエロー、ハカセと姫、とくに姫は付き合って間もない感じですね。

それにしても、マーベラスが声をかける時に手すりの上に立って腕組みをしてえらそーに「おいお前!」っていうのが、なんともいい感じです。
いばりんぼさんという訳ではないのですが、ガキ大将的ないたずらっ子的な、あぁこいつなんだかよくわかんねぇけどいい奴みたいな!

少年が何故シンケンレッドを盗んだのかの理由を話すシーン。
「あんたたち地球をまもる気ないんだろ?」という言葉にはっきり「ないねぇ」と答えるマーベラス。
これがどのように地球をまもる気になっていくのかというのが今回のお話だったのだと思うのです。
それについては後の少年とのやり取りが関わってくるのだけれど。

「それが地球のもんだろうが、今は俺のもんだ!」っていうのも正論。
「俺が命の恩人から預かって、約束を果たすためのな」っていうのが、後ほど出てくる命の恩人、「戦隊のリーダーたる赤の戦士達の、平和への願いより生まれし者」=赤の魂を受け継ぐ者アカレッドからもらったもので、約束が「宇宙最大の宝を必ず手に入れろ」ってことになるわけですね。

「じいちゃんがレジェンド大戦で殺されたんだ、俺を守って」ってことは、レジェンド大戦から最大でも10年ちょっとしか経っていないことになっています。
この地球の復興ぶりすげぇ! そして先週ザンギャックがまたやってきたということがわかったはずなのに、少年以外は割と日常生活を送っているように見える地球すげぇ!

少年の強い意思を知って、まず何も言わずに変身させるマーベラス、男だねぇ。
変身できただけじゃ駄目なんだということをここできっちり見せておくのがとっても大切。
いろんなヒーローに変われて、能力を使うことができるけれど、それは誰でもいいってわけじゃないってのをちゃんと見せているのがいい。
「駄目だ、俺の力じゃ地球をまもれないんだ」とまで言わせてしまっているけれども、そのあとでちゃんとフォローしているのもいい。

「まもりたきゃお前は別の方法で地球をまもれ」
直接戦うだけが方法じゃない、とちゃんとメッセージを送っているところがいい。
しかもその方法を本人に考えさせるところがいい。

もうね、この一連のシーンがとってもいいのです。
「おい、この星にまもる価値はあるか?」というマーベラスの問いに「ある。絶対!」って答える少年。なんかもう胸がキュンキュンします。
「どこにある?」という問いに、手をぎゅっと握ってから「どこにでもある! 海賊なら自分で見つけろ!」とつなげます。
その言葉を受けて海賊さんたちがなんともいい顔で微笑むのですよ。特にイエロー、ブルーとマーベラスが気に入ったって感じで。
で、別れるときにブルーが少年の頭をポンってして走り去る。
いやもうしびれましたよ! 動機付けがここで浮き上がってくる、立った、立った、フラグが立った! です。

前半だけでもうハァハァしまくり。
スーパー戦隊が出てくる云々だけじゃなくて、ちゃんと海賊さんたちを丁寧に描いているところがほんとうに良いです。

さて後半はいきなり対ザンギャック戦です。
「賞金首の海賊野郎どもが何の用だ?」という問いに「ちょっと探しものがあってな」と答えるマーベラス。
ザンギャックにとってはあくまでもたかが「海賊野郎ども」であって、彼らには驚異でもなんでもないところがいい。

戦闘シーンはやはり武器を交換しながらテンポよく進んでいきます。
ところでスーツアクターさんは以下のように認識しているのだけれど、あってるのかな?
レッド:福沢博文
ブルー:押川善文
グリーン:竹内康博
イエロー:蜂須賀祐一
ピンク:野川瑞穂

福沢レッドの立ち姿の美しさは絶品だぜ! と思っているのですが。
ていうか、おいらがちゃんとスーツアクターさんを見ていた頃とほとんど面子が変わっていないのに驚愕しているのですが。

今回の変身はデカレンジャー、ハリケンジャー。
そして敵をして「赤ばっか」と言わしめたシンケンジャー(赤)、ゴセイジャー(赤)、マジレンジャー(赤)、ゲキレンジャー(赤)、ガオレンジャー(赤)となります。
またゴーカイジャーの女性キャラが男性キャラに変身するとスカートが付くようです。

変身後もとっても彼らの持ち味が出てるなぁと思ったのはロボ戦。姫だけ返事が「はい」だったり、細かいところでのグリーンの仕草が本当にハカセっぽくてちょっとひょうきん。

面舵いっぱい、取舵いっぱいってのもいいなぁ。あとロボットのギミックの豪快ぶりもいいです。
あと舟の帆先に立つマーベラスも!

で、最後に黒い服を着た人として出てきたのが小津家の魔法使いことマジレンジャーのカイくん。
さて次週はどうなることやら。
なんだかワクワクしておりますよ。

そうそうEDは1~3番を繰り返し流すのかな?
これで全戦隊覚えよう! ってことなんだろうなぁ。
それにしても「ジェットマンはトレンディ」にいろいろとトホホな気持ちになったのですが。
いや間違っちゃいない、いないけどさぁ。

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