2011年2月27日日曜日

「海賊戦隊ゴーカイジャー」第3話

海賊戦隊ゴーカイジャー主題歌(初回限定盤)
第3話 「勇気を魔法に変えて~マージ・マジ・ゴー・ゴーカイ~」  監督:渡辺勝也 脚本:荒川稔久

地球の平和と人々の笑顔をまもり続けてきた34のスーパー戦隊
宇宙帝国ザンギャックとの戦いで失ったその力を受け継いだのは、とんでもない奴らだった!

ですよねぇ、まさかの海賊だもんなぁ。
その海賊の成長物語になりそうなゴーカイジャーですが。

計器の不調で目視で確認している海賊船。
ザンギャックの戦艦にぶつかっていきなり戦艦戦。
へたりこむハカセ。「やっぱりザンギャックを怒らしちゃったからだよぉ」
今日はこのままおとなしく退散しようと提案するも虚しく、ザンギャックのサラマンダムが「何故我々の作戦がわかった?」とかいってますよ。
我々も海賊さんたちもポカーンてなもんですが、「なんだか知らねぇが売られた喧嘩は買うぜ!」てな感じで戦闘スタート。
グリーンのナイス偶然に「格好悪いけど素敵!」っていうのがいいぞ。

とりあえずサラマンダムさんの力がどうやら火山的なにかと関係ありそうな攻撃を見せてから、ザンギャック司令部のカットへ。
ワルズ・ギル殿下は相変わらずヒステリックでございます。肝っ玉小さいというか上にいると困るタイプだね。
参謀長ダマラスが嗜めるも、聞き耳持たず今回の作戦を教えてくださいます。
そうか「世界中の火山を噴火させて人間どもを苦しませるはずが!」なるほど今回はそのような作戦だったのですね!
視聴者のお子様も大きなお兄さんお姉さんも納得!

ところでバリゾーグさんは殿下のことを「ボス」と呼ぶのだね。相変わらずの美声にうっとり。

怒り心頭の殿下、サラマンダムに海賊の抹殺指令をくだします。
大局を見ずに事を誤るタイプですね。
せっかくダマラスさんが忠告したのになぁ。

で、サラマンダムに吹き飛ばされた海賊さんたちはマーベラスとハカセ組とブルー、イエロー、ピンク組に別れてしまった模様。
そのマーベラス、ハカセ組の前に現れる黒い服の男=「魔法を忘れた魔法使い」こと小津魁くん。
末っ子ポジションの男の子がすっかり大人になったなぁ! とちょっとじんわりきましたよ。
「宇宙最大のお宝の場所」を知っているといい、マーベラスの「マジかよ」に「マジだよ」って答えてるあたりが芸細かいなぁ。

「でもいまの君たちじゃお宝は見つけられない。君たちはまだスーパー戦隊の力の半分も使いこなせていないからね」
意味を知りたければ変身をせずに自分を捕まえてみろという小津魁。

本能の男マーベラスは「面白いじゃねーか」とそのまま追いかけようとするけれど、熟考派のハカセは「ちゃんと色々と調べて確証を掴んでからじゃないと僕は動くべきじゃないと思う」と。
こういうスタンスの違いをちゃんと見せているところがいいなぁ。
まぁマーベラスは人の話を聞きませんが。いや聞くべきところでは多分聞いてるはずだけど、自分の中でGOサインが出ていることに関しては譲らないって感じなのかもしれません。

とりあえず残りの3人に連絡をとるハカセ。ホウレンソウは大切ですね。
その3人は大量のゴミーンたちと戦闘中。だけどこんななかでも冷静に連絡うけてるところが肝っ玉の座った海賊っぽさなんじゃないかな。
黒づくし:アバレブラック・ニンジャブラック・ゴーオンブラック
白づくし:ビッグワン・ガオホワイト・ホワイトスワン
彼らはまだスーパー戦隊の力を単なる道具というかおもちゃみたいに使ってるようです。
だから「変化球でいってみよう」だったり「今度は白いのでいってみませんか」だったりするわけです。
そこには思い入れもなければ、そこに託された想いも知らない訳です。
こういう見せ方本当に上手だなぁ。
ちなみに白い鳥人(個人的には白い変人と呼んでましたが)ビッグワンが見られたのはちょっとときめきました。

さて魁くんを追いかけることになったマーベラスとハカセはいろいろと試されるわけですが、この2人の対照的な描写がいいです。
野生の勘としかいいようがないんだけど、気合と豪胆さと機転の良さ(と運の良さ)でいろんなものを乗り越えてきているマーベラス。
対するハカセは「僕完璧に計算してやるのは得意だけど、確証がないのは怖くて。とっさの時に勇気が出せないんだ」とのこと。
一見駄目な感じだけど、自分のいいところと悪いところを客観的に本人が把握しているというのは、ある意味すごいことだと思うのですよ。
あとはとっさの時に一歩足を踏み出せるかどうかって部分に掛かってくるだけであって、そこの部分のトリガーも本人は意識していなかったようだけど、ちゃんと持ってる。
「もういやだぁ」って言ってても「面白いじゃねーか」って首根っこ捕まえて引きずって行ってくれる人がいれば、ちゃんと大きく前に進めるタイプですよ。いいですね。

魁くんを崖を挟んだ対面まで追い詰めたマーベラスとハカセ。
15メートルの幅を飛べるマーベラスの跳力チートなり。
しかしあと一歩というところでサラマンダムに邪魔されて、崖に宙ぶらりんになってしまいます。
マーベラスが「お宝のため」に跳べと促されるも、勇気が出ないと戸惑うハカセ。
しかしマーベラスの危機的状況を察するや否や、冷静に判断しつつ跳び越えていくのが素敵です。

まさに魁くんが評したとおり「不思議な海賊だね、きみは。宝物じゃなくて仲間のために勇気を出すなんて」な訳ですが、仲間のために勇気が出せる方がよっぽど評価に値します。
「『勇気』それが魔法で戦うマジレンジャーの本当の力なんだ。今のきみならマジレンジャーの大いなる力を引き出せるよ」
「勇気が力?」
「34のスーパー戦隊の大いなる力を全部引き出せば、きっと宇宙最大の宝が手に入るよ」
大切な事をハカセにだけ教えて魔法使い退場。

その間「お前ら俺のこと忘れてるだろう!」と言ってたマーベラスが必死で崖を登っていたかと思うと笑いが込み上げてくるのですが、まぁそれはそれで。

それにしても「34のスーパー戦隊の大いなる力」をどのように差別化して見せるのかが今後の楽しみですかねぇ。
伝えたいことが沢山あるんだってことかもしれないけれど、各戦隊の個性を活かして更に説得力のあるものとなるとなかなか難しい気もするのですが。

ハカセが「ドーンと行くよ」って言うのは勿論名前のドン・ドッゴイヤーとかけてるんだろうなぁ。口癖になるのかな?
対するサラマンダムは「ならばこっちはドドドーンだ!」とスゴーミン3体呼ぶのがいいっすね。
今週の行動隊長サラマンダムはウゼエ野郎と言われつつも結構個性があってよろしかったんじゃ?

危機的状況に陥った海賊さんたち、マジレンジャーに変身。
メールで新しい魔法が届きます。
「マージ・マジ・ゴー・ゴーカイ」
ハカセと魁くんのくだりがあったからちっちゃい兄貴(マジグリーン)でも全然大丈夫!

そしてロボ戦。
ゴーカイガレオンのところへ乗り込むのがロープってのが好きなんですが、それはさておき、ロボもマジレンの力を得ることができるようになったわけですよ。
マジゴーカイオー、胸のところにマジドラゴン格納しててかなりえぐい感じがしなくもないんですが気のせいですね、きっと。

「あの力は今はあいつらが持ってたほうが良さそうだ」としみじみしている魁くん。
ブレイジェルにお礼言ってるところと、ブレイジェルの紳士的なお礼の仕方がよかったなぁ。

まぁ2話でのナビィの予言は当たっていたってことで、よかったよかった。
といった感じで3話おわり。

で、ようやく全戦隊が出揃ったED3番。
マーベラスがアバレンジャーの恐竜カレー食べて捕まってたよ。
本当に戦隊ってカレーよく食べてるなぁ。

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